モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
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風格さえ感じさせる |
2006年ムターモーツァルトプロジェクト最後の1組。ピアノ三重奏曲集は物足りない演奏であったが、協奏曲全集と双璧の充実したソナタ全16曲の演奏。
かつてのベルリンリサイタル盤のK.304やベートーヴェンソナタ全集での過渡的であまりにも作為的なテンポや音色造りは一掃されて、ここでの自然で確信に満ちた演奏は風格さえ漂う。
ムターの持ち味である美しい音色とボウイングはもちろん素晴らしい。
ピアノのオーキスもロマン派以降の作品ではピアニストとしての魅力や音色に不満を感じるが、もともとフォルテピアノを得意とする人だけにここでは水を得た魚のようだ。
グリュミオー盤、ゴールドベルク盤に次ぐ素晴らしい演奏。



