フォーエヴァー・モーツァルト
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よきかな |
1996年にフランスで公開され、永らく日本では未公開のままで上映が待ち望まれていましたが2002年にようやく日本でも上映に到り、一昨年に単品でのDVD化が実現した作品です。テーマ的には“サラエヴォ”というキーワードなどで後の『アワーミュージック』に繋がって行く部分もあり、過去のゴダールの諸作品で繰り返し描かれたように映画作りへの困難や情熱がときに苦いユーモアや厳しい現実を内包しつつ展開されています。
画質は近年のゴダールの多くの作品がそうであるように、自然光をいかしたやや青白い独特の質感で、それゆえに曇天においての登場人物の着ている青のハーフコートやワインレッドのドレスの色合いなどが映えます。解像感以外は概ね映画館で観た時に近いような印象です。DVDの画質そのものに関しては、これは最近のハリウッド作品におけるような精細な画質とはそもそもの方向性が異なるようにも思えて、ある意味許容範囲内の画質なのではないかと、少々甘いかもしれませんが個人的にはそう評価したいです。
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宿命のボレロ |
いや、やはり難しい。ゴダール映画の行き着くところは何なのか分からない。敷居の高さがあるのは否めない。インテリジェンスが必要だ。
けれどもここに登場する人物は途中で息絶え、やがて結びつくこともある。カジノ、映画、音楽は戦火の目前で奏でられている。不思議な光を感じる瞬間に全てが出会う。
数回の爆破シーンもゴダールによる無邪気さのアピールだ。だから全てを理解する必要なんて無い、1カットごとの美しさに見惚れるだけでも充分だ。
でも恐ろしく傑作。

位 


