2006年はモーツァルト生誕250周年!

モーツァルト:歌劇《後宮からの逃走》

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定価 : ¥ 5,040
販売元 : TDKコア
発売日 : 2004-02-04
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標準的演出による、久々の『後宮』国内盤DVD

モーツァルトのオペラ作品としては、いわゆる四大オペラに続く「もうひとつの傑作」として知られる『後宮』。近年では、国内でDVD化されているかどうかはともかくとして、VHSやTV放映なども含めれば、かなり多くの上演映像に接する機会が持てるようになってきました。しかしそれらの上演の多くが、個性的な演出を狙いすぎるあまり、現代風にアレンジしてあって初めて観る人にはストーリーが解かり辛くなってしまったり、登場人物の性格設定があまりに極端すぎて(例えば喜劇的すぎるオスミンや気弱すぎる太守など)不自然になっていたりする傾向がみられます。その点、このディスクで楽しめる上演は、適度にオーソドックスな解釈で、初心者にも気楽に楽しめるものとなっています。簡素だがなかなか美しい舞台装置も、舞台の雰囲気作りにおおいに貢献しています。歌手たちの歌唱もそれぞれなかなか立派なものですが、私の感想としては、テノール二人とソプラノ二人の声質や歌い方がそれぞれ似すぎていて、どちらが召し使いでどちらが貴族なのかわからなくなってしまっているように思えるのが少し残念です。特にブロンデの声と演技は、この役としては少し重たすぎるようにも思えます。指揮者メータとフィレンツェ五月祭管弦楽団の演奏は、非常に生真面目で素晴らしい出来であり、イタリアのオーケストラだというのに、よい意味で立派にドイツ的な渋みのある音楽を聞かせてくれています。

 

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